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「内向型を”直さず活かす”人を増やす」をモットーに活動している
内向型コンサルタントの堤ゆかりです。
- 内向型を調べていたらHSPという言葉に行き当たった
- 内向型だけどHSPの特徴にも当てはまる。内向型とHSPはどう違うの?
- 内向型の人は全員HSPなの?
と思ったことありませんか?
よく「内向型とHSPや繊細さんはどんな違いがあるんですか?」と質問されることがありましたし、私自身も同じことを疑問に思っていました。
そこで今回は、内向型とHSP繊細さんの違いについて、内向型コンサルタントである私なりの解釈をお伝えします。
音声で聞きたい方はこちらからご覧ください。
HSP繊細さんの意味
内向型とHSP繊細さんの違いをお話する前に、まずは内向型とHSPそれぞれの特徴を整理します。
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略です。
これを直訳すると「とても敏感な人」という意味。生まれつき脳の神経システムが”感じる力”が強いという特性を持っています。
HSP繊細さんの特徴
HSP繊細さんとは、以下の4つすべての状況が当てはまることが条件だと言われています。
- 一度にたくさんの情報を取り入れ深く考える
- 刺激を受けやすく疲れやすい
- 共感力が高い
- ささいなことにも気づく(五感が鋭い)
また、HSP繊細さんご本人と対談したインタビュー記事を読むと、さらにHSP繊細さんの理解が深まります。
内向型の特徴
一方の内向型は、以下の4つの特徴があると考えています。
- 考え事をしたり物思いにふけるのが好き
- ひとりの時間で元気を充電する
- 情報処理の速度が遅い傾向がある
- 刺激の容量が小さい
内向型とHSP繊細さんの違い
内向型とHSP繊細さんそれぞれの特徴を見比べてみると、「一度にたくさんの情報を取り入れ深く考える」と「情報処理の速度が遅い傾向がある」、あるいは「刺激を受けやすく疲れやすい」と「刺激の容量が小さい」といった点が似ていると感じませんか?
内向型もHSP繊細さんも「敏感な人」「繊細な人」と説明されることがあるので、両者の区別がつきにくいのも無理はありません。
また、HSP繊細さんの70%が内向型と言われてるので、似ている部分があるのも納得です。
でも、ふたつの言葉がそれぞれ独立しているということは、内向型とHSP繊細さんには何かしらの違いがあるはずです。
私が考える内向型とHSP繊細さんの最も大きな違いは、「変化するかどうか」です。
内向型の度合いはある程度生まれつき決まっていますが、誰もが内向性も外向性も持っていると考えられています。
よって、内向型の度合いは年齢を重ねたり環境が変わることで変化する可能性もあります。
対してHSP繊細さんは生まれ持った気質で、年齢や環境によって変化しないと言われています。
また、内向型にはないHSP繊細さんならではの特長がいくつかあります。
- 五感が鋭い(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)
- ストレスを感じるとネガティブな感情を長時間引きずってしまう
- 勝手に他人の感情や機嫌がわかってしまう
- 「自分は自分、他人は他人」と考えるのが難しい(共感力が高い)
まとめ
内向型とHSP繊細さんの最も大きな違いは、「その気質が変化するかどうか」です。
しかし、内向型とHSP繊細さんには「刺激に敏感で疲れやすい」といった共通する特長も持ち合わせています。
HSP繊細さんには当てはまらない内向型の人も、HSP繊細さんを題材にした動画や本は共感できることも多いと思います。
内向型の自分をさらに深く理解するヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
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