私が「内向型を直さず活かす」を叶えるまで【Story4】

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専業主婦の夢、破れる

 

大きな挫折をして、働くことに希望を見い出せなくなった私。

結婚前提にお付き合いを始めた彼に、ある日伝えてみました。

 

「この先結婚したら、パートしながら資格の勉強でもしようと思ってる。」

さすがに専業主婦になりたいとは言えなかったので、オブラートに包んで、反応を見てみることに。

 

彼の言葉は、今でも忘れません。

 

「働いてないとなるとお互いの親からの印象が悪いし、働けるうちに働いた方がいいと思う。」

 

私の甘えを、バッサリと斬ったんです。

 

 

後から少しずつ知ることになるのですが、彼は専業主婦反対派。

女性にも、経済的・精神的に自立していてほしいという考えを持っていました。

 

提案を受け入れてもらえなかったことは、相当ショックでした…。

でも、冷静な意見だっただけに、私は何も言い返せず。

彼とこれからも一緒にいたいと思っていたし、

真剣に私のことを考えてくれていることは分かったので、考え直してみようという気になりました。

 

相変わらず自分に対する自信は0%だったし、この先の自分の人生がどうなるか、不安だらけでした。

でも、彼と結婚したい気持ちは強かったので、

それだけをモチベーションにもう一度転職活動を始める決意をしました。

 

前の私のように、夢も目標もやりたいこともありません。

ただただ「責任を負わずに楽ができる仕事」「残業がない職種」であればいい。

 

事務職への就職を目指し、エントリーシートを書き始めました。

 

 

前途多難な2回目の転職活動

 

新卒で入った会社を1年半で、2社目を10ヶ月で辞めて、私には資格も特別な実績もありません。

正直言って、2度目の転職活動で胸を張ってアピールできるものは何もありませんでした。

 

とにかく、正社員で残業なしで働ければ良かったんです。

もう仕事に、やりがいも夢も求めません。

機械的に、条件に合う会社を見境なく受けていきました。

 

でも、全く採用には至りませんでした。

 

面接の帰り道、行き交う大人たちを見て、

「私は社会から必要とされてないんだ」

「私の居場所はないんだな」

と泣きそうになったことも1度ではありません。

 

精神状態も相変わらず不安定。

グループ面接で全然喋れなくて落ち込んで、

平日の夕方なのに、仕事中の彼に電話して「今から会いたい」と言って困らせたこともありました。

 

彼や両親には、相当心配をかけていたと思います。

みんなへの申し訳ない気持ちが、最後のモチベーションでした。

 

そして半年後。

面接を受けたことを忘れた頃に内定の電話がかかってきたときには、体中の力が抜けました。

 

希望していた事務職。

職場が自宅から近く残業もほとんどない。

 

望んでいた条件での再就職が叶って、あのときは本当に嬉しかったです。

 

 

 

 

ずっと支えてくれた彼と2年間の交際を経て結婚

初めての保険業界、初めての事務仕事。

仕事を覚えるのは想像以上に大変でしたが、職場の人にも恵まれて、充実感がありました。

仕事を覚えて周りに頼りにされるうちに、

マイナスに落ち込んでいた自信も、少しずつゼロに近づいていきました。

 

 

転職して2年目に、ずっと支え続けてくれた彼と入籍。

仕事の悩みやグチはそれなりにありましたが、

仕事にも慣れて仲の良い同僚もできて、公私共に落ち着いた日々でした…この頃は。