本サイトはアフィリエイト広告を利用しています(Amazon、楽天)
「内向型を”直さず活かす”人を増やす」をモットーに活動している
内向型コンサルタントの堤ゆかりです。
あなたは、自分が内向型だと分かったけれど、内向型に合う仕事は何だろう…と考えたことはありませんか?
会社は外向性を求めているから内向型は活躍しにくい…と不安に思ったことはありませんか?
私も以前は、仕事をする上で内向型であることは欠点でしかないと思っていました。
だから、内向型に合う仕事があるのか不安になる気持ち、よく分かります。
今回の記事は
- 今の会社を辞めたいけれど、どんな仕事が自分に合ってるか分からない
- 自分に向いている仕事がしたいけど、何がしたいのか分からない
- 内向型の適職を知りたい
- 人見知りでコミュニケーションが苦手だから、営業や接客は向かないはず
と働き方に悩んだことがある人におすすめです。
内向型に向いている仕事(職種別)
まずは、内向型に向いている仕事を職種別にいくつかご紹介します。
(あくまで事例なので、全員に100%当てはまるというわけではありません。ひとつの考え方として参考にしてみてください。)
創造力を活かす仕事
内向型は物思いにふけるのが好きな人が多いです。
自分の感情や感覚を敏感に感じ取り、感性を大事にします。
アーティストなど芸術の分野には内向型が多いとも言われています。
創造力を活かす仕事=ライター・デザイン職など
相手の立場に立って物事を考えられる力を活かす仕事
内向型は自分の感情や感覚を敏感に感じ取るので、自分の気持ちに寄り添える力があります。
その繊細さがあるからこそ、相手の気持ちに寄り添える優しさを持っています。
お客様や取引先とじっくりコミュニケーションを取る仕事などに、相手の立場に立って物事を考えられる力を活かせます。
相手の立場に立って物事を考えられる力を活かす仕事=営業・接客など
孤独でも集中できる能力を活かす仕事
内向型はひとりの時間で元気を充電するという特徴があります。
人の目があった方が頑張れる人もいますが、内向型はひとりの空間で集中力を発揮できるという人も多いです。
孤独でも集中できる能力を活かす仕事=システムエンジニアなど
観察力や洞察力を活かす仕事
内向型は外向型に比べて情報処理に時間がかかると言われています。
即断即決は苦手ですが、様々な情報をインプットし理解しようとします。
無意識に全体を俯瞰して見る人も多いため、状況や周囲の人を注意深く観察する力に長けています。
観察力や洞察力を活かす仕事=人事など
リスクを踏まえた冷静な判断力を活かす仕事
情報処理に時間がかかるのは欠点だと感じる人も多いと思いますが、
裏を返せば、慎重に物事を考えられるということ。
あらゆる可能性をじっくり考えた上で、冷静な判断を下すことができます。
リスクを踏まえた冷静な判断力を活かす仕事=経営企画
分析力を活かす仕事
内向型は情報処理に時間がかかるからこそ、多くの情報にじっくり粘り強く向き合うことができます。
根気強く情報をまとめ理解する力に長けている人もいます。
分析力を活かす仕事=コンサルタント・研究職員
単純作業を続けられる能力を活かす仕事
内向型は外から受ける刺激の容量が小さいので、少しの刺激で幸せを感じます。
大きな変化を好まず、環境の変化に慣れるのに時間がかかる場合もあるので、
臨機応変さに欠け融通が利かないという点は仕事で不利に働くこともあります。
しかし、単調な作業を苦に感じにくいことから、正確性と反復性を求められる仕事で力を発揮できます。
単純作業を続けられる能力を活かす仕事=事務・経理など
計画性を活かす仕事
内向型は多くの刺激が苦手だからこそ、不測の事態を避けるために前もって準備することができます。
あからじめ計画を立てて、それを淡々とこなす才能を持っている人もいます。
そういう方は、サポート役に徹すると力を発揮できるかもしれません。
計画性を活かす仕事=秘書
もちろん、これだけが内向型の才能ではありません。
また、内向型だからといって全ての強みが備わっているわけではありません。
人によって突出している強みは違います。
こちらの記事を読んで、ご自身の内向性の強みが何か診断してみてください。
内向型に向いている仕事(雇用パターン別)
内向型に向いている仕事は、大きく分けて3つのパターンがあります。
- 会社員として企業に勤める(図の①)
- 会社員として働きながら副業(複業)をする(図の③④)
- フリーランスになって個人で働く(図の⑤⑥)
パターン1 内向型を活かせる仕事や環境がある会社に勤める
ひとつ目は、会社に勤めて、内向型を活かす仕事をするパターン。
内向型が過ごしやすい社内環境は以下です。(一例です)
- メールでのやりとりがメイン
- 会議は必要最低限
- デスクにパーテーションが設けられている
- 飲み会や社内イベントが少ない、もしくは任意参加
会社勤めだと、なかなか職種転換ができないかもしれません。
ひとりの力で社内環境や社風を変えるのも、正直なところ難しいです。
ですが、内向型の強みを自覚して、その強みを活かせるように仕事に取り組むだけで、
今まで苦痛だった仕事が楽しくなる可能性も十分にあります。
パターン2 会社員で働きながら副業をする
会社員として働きながら個人の名前で仕事もする、副業(複業)パターン。
近年、副業を解禁する企業が増えていることもあり、ひとつの仕事・肩書きにとらわれない働き方を選ぶ人もどんどん増えています。
- 会社勤めではできないことを自分で自由に試してみる
- 自分ひとりではできない大規模のプロジェクトを会社で経験する
会社から振り込まれるお給料で経済的な基盤を保ちつつ、両者の良さをいいとこ取りしながら、自分を活かせる仕事スタイルを探すことができます。
パターン3 独立・起業する フリーランスになる
フリーランスとして、内向型に向いている仕事を選び心地が良い環境をつくるパターン。
内向型を活かせるおすすめの個人事業は、例えば以下が挙げられます。
- 自己表現できる仕事:じっくり考える力や創造性を形にして人の役に立つ(ブロガーなど)
- 家でもできる仕事:多くの交流を求めずひとりで集中して成果を出す(物販ビジネスなど)
- 1対1で関わる仕事:相手の立場に立って考え寄り添える(カウンセラー・コンサルタントなど)
フリーランスは働く場所や一緒に働く人を選べる自由があるので、会社員に比べると内向型が過ごしやすい環境はつくりやすいです。
今の仕事を続けるべき?6つの判断基準
「今の仕事がしんどい」「転職も検討している」「実は副業や起業にも興味がある」という人も多いと思います。
そこで今の仕事を続けるべきなのか、その判断基準を考えてみました。
次の6つが今の仕事に当てはまるのであれば、ストレスよりも仕事で得られることの方が多いはず。
今の会社で仕事を続けた方がいいと思います。
- 今のお給料がもらえればそれでいい
- やりたいことに挑戦できる
- 一緒に働きたい人がいる
- 経験を積むことを目的にしている
- 内向型に適した環境が整っている
- 自分に裁量権があり自由に仕事が進められる
いかがでしたか?
「どれも当てはまらない」「この先の働き方に希望が持てない」「今のままじゃいけない気がする」
と感じた方は、転職や副業も視野に入れて、内向型の自分に合う仕事を探してみましょう。
内向型もフリーランスの方が働きやすい
会社を辞めて自由に働きたいと考えたことがある内向型の方も多いと思います。
私は、会社員を経て独立したので、会社員・副業・フリーランスいずれも経験しているのですが、フリーランスで仕事する方が自分に合っていると感じています。
落ち着く自宅で仕事ができるので、通勤のストレスもありません。
会いたくない人には会わなくて済むので、人間関係のストレスもかなり減りました。
『内向型は組織に合わない』
私はそう実感しています。
出版しました!
『もう内向型は組織で働かなくてもいい』(世界文化社)
とはいえ、いきなり今の会社をやめてフリーになるのはリスクが高すぎます。
今の仕事を続けて経済基盤を保ちつつ、まずは副業という形で小さく始めることをおすすめします。
そして徐々に組織に雇われない働き方にシフトしていきましょう。(図の④→⑤→⑥)
まとめ 内向型に向いている仕事はない
「内向型に向いている仕事はない」と私は思っています。
内向型は仕事ができない、という意味ではありません。
内向的な人であっても、個性や特技はひとりとして同じではありません。
育ってきた環境や経験もバラバラです。
内向型全員をひとくくりにして、「内向的な人はこの仕事が適職です」とは言えません。
ただ、多くの企業は外向性を評価します。
オフィスは、鳴り響く電話の音や人の話し声、人の気配などが常にあり、内向型にとっては集中しづらくストレスが溜まりやすい環境です。
会社員として働くのが辛いのも無理はありません。
- 今の仕事がつらい
- 会社になじめない
- 組織に向いていない気がする
もしそう感じているなら、将来的に会社に依存しなくても生きていけるように、まずは副業という形で内向型に向いている仕事を始めてみましょう。
こちらの記事もおすすめです